大分市内の「絵本屋かのこ」の店主岸本由紀子さんがセレクトする絵本をご紹介します
『たなばたのねがいごと』
村中李衣 作/えがしらみちこ 絵
世界文化社/1,210円
短冊に願い事を書く時に先生から「素敵な願い事は、時間が経っても壊れたり、なくなったりしないものよ」というお話を聞いたあおいちゃん。それって何だろ?と一生懸命考えます。お迎えに来てくれたおばあちゃんとのこれからを考えて見つけたお願いとは?優しい思いに、心がホッとするお話です。
『みどりのほし』
林木林 作/長谷川義史 絵
童心社/1,650円
なんだかつまんない!そんな日に置いてあった夏みかんを見て、てっぺんにみどりの星を発見してしまった主人公。他にもテーブルの上、お庭、水たまりや身近に見つかる天の川など自然の中にたくさんの星を見つけ、それは実は星の子なんだと気づきます。命のつながり、広がりを感じられる詩集のような絵本です。
『たなばたの よるの ともだち』
押川理佐 作/一條めぐみ 絵
世界文化社/1,650円
しゅうくんは短冊の願い事が変わったから書き直そう、と短冊をひっぱったところ一緒に誰かが落ちてきました。それは星の子“ぴかすけ”。天の川に流れてくる短冊を釣り上げて、みんなの願い事が叶うように応援しているのだそう。雨が降ってきてしまい、星へ帰れなくなったぴかすけを助けたしゅうくんの願いは叶うのでしょうか?
『星をつるよる』
キム・サングン 文、絵/すんみ 訳
パイインターナショナル/1,650円
眠れない夜に主人公が、空を見上げていると、空から星が降りてきて…。星に登ってみると、月のうさぎさんも眠れないと。「眠れないのは私たちだけ?」そんな話をしながら、月から垂らす星のつりざおに眠れない仲間がどんどん増えて、星いっぱいの空で思いっきり遊んだら眠くなってきて…。星に包まれるような気持ちになるお話です。
『おみせやさんでんしゃ』
林木林 文/いまいずみやすこ 絵
交通新聞社/1,430円
駅の近くの商店街のお話。最終電車が過ぎた後、八百屋、花屋、パン屋など、こどもたちにもおなじみの“おみせやさん”が電車になって、夜空に向かって飛び立ちます。色々な星に止まって、色々なお客様がやってきて…。“おみせやさんでんしゃ”と一緒に楽しい旅を楽しもう!
大分市内、絵本屋かのこ店主。
美容師のご主人と2人の娘さんと猫3匹の家族。
ご主人と長女と本格的な農業も展開中。
絵本屋かのこ
大分市中央町2-2-22豊陽ビル3F SAIPOOL内
TEL/097-594-3100
営業時間/10:00〜18:00 定休日/月曜