大分市内の「絵本屋かのこ」の店主岸本由紀子さんがセレクトする絵本をご紹介します
『ぷんぷんおばけ』
なかがわちひろ 作
理論社/1,320円

ぷんぷんおばけはとってもわるいおばけ。どこの家にもいます。好物は、おこっている人の頭から出てくる、もくもくの煙。おこっている人がいたら、どんどん煙が出るように、パタパタあおいで煙を広げます。さて家中が大変なことに!日常の風景をユニークな発想で描いた絵本です。
『おばけのおうち いりませんか?』
せきゆうこ作/絵
PHP研究所/1,320円

人里はなれた山奥におばけが住んでいるとても古い家がありました。おばけたちは、そのぼろ家を売って、新しい家を買おうと考えます。嘘のチラシを作って、家を塗ったりして古いのを誤魔化して、買ってくれる人を待ちます。そんなぼろ家が本当に売れるのでしょうか?クスッと笑えるおばけたちのお話です。
『めがねうさぎのうみぼうずがでる!!』
せなけいこ 作/絵
ポプラ社/1,430円

めがねうさぎシリーズの夏のお話。うさこは海が大好き!ある日「あの海はうみぼうずがでるからいや」という話を聞いたおばけは、うみぼうずになってみんなを怖がらせるための特訓を始めます。さあ、おばけはうみぼうずになって、みんなを驚かせることができるかな?
『いちにちおばけ』
ふくべあきひろ 作/かわしまななえ 絵
PHP研究所/1,650円

眠れない夜に主人公が、空を見上げていると、空から星が降りてきて…。星に登ってみると、月のうさぎさんも眠れないと。「眠れないのは私たちだけ?」そんな話をしながら、月から垂らす星のつりざおに眠れない仲間がどんどん増えて、星いっぱいの空で思いっきり遊んだら眠くなってきて…。星に包まれるような気持ちになるお話です。
『おじいちゃんがおばけになったわけ』
キム・フォップス・オーカソン 文/エヴァ・エリクソン 絵/菱木晃子 訳
あすなろ書房/1,430円

死んじゃったはずのじいじが夜になったら僕の部屋にやってきました。この世に忘れ物がある人はおばけになると本に書いてあったから、僕はじいじの忘れ物を一緒に探すことに…。身近な人が亡くなって寂しい気持ちと、おじいさんの愛情を感じられる、悲しくもホッコリするお話。
絵本屋かのこ
大分市中央町2-2-22豊陽ビル3F SAIPOOL内
TEL/097-594-3100
営業時間/10:00〜18:00 定休日/月曜
