大分市内の「絵本屋かのこ」の店主岸本由紀子さんがセレクトする絵本をご紹介します
『わすれんぼうのサンタクロース』
中川ひろたか 作 /中川貴雄 絵
教育画劇/1,320円

いつも忘れ物ばかりしているサンタクロース。子どもたちへのプレゼントを持っていくのを忘れたり、行き先を記した大事な地図を忘れたり…。相棒のトナカイ、ルドルフはいつもため息をつきながらも、温かく見守っていますが、サンタさんの失敗はまだまだ…。サンタさんとルドルフのやりとりにほっこりする一冊です。
『サンタクロースがうまれた日』
アラン・スノウ 作 /石井睦美 訳
小学館/1,980円

その昔遠い北のはてに、トナカイと暮らす人々がいました。トナカイのひくソリに乗って、あちこち移り住みながら狩りをして、子どもたちはトナカイの世話をお手伝いして暮らしていました…。なぞに包まれたサンタの誕生秘話がわかる、ファンタジー感あふれるお話です。
『ゆきのもりのおくりもの』
リンデ・ファース 文 絵 /西村由美 訳
岩波書店/2,090円

クリスマスの日、どこの家も楽しそうにパーティーの真っ最中。でもソフィーの家はパパが忙しくて、ひとりぼっち。寒い雪の街に出かけたソフィーはそこで、優しい目をしたヘラジカに会います。ヘラジカに乗って向かった静かな森の中で見つけたワクワクすることとは…。綺麗な森での心温まるクリスマスの物語。
『まほうのよるに
はじめてサンタのそりをひいたトナカイのおはなし』
マット・タバレス 作 /まえざわあきえ 訳
世界文化社/1,980円

実はずっと昔、サンタクロースのソリを引いていたのは、たった1頭のシルバーベルという名前の馬だったのです。どこにでもいるトナカイの家族が、シルバーベルに変わってサンタクロースのソリを引き、世界中の空をかけめぐるようになるまでのお話。贈り物にもおすすめのクリスマス絵本です。
『トトトのトナカイさん』
長谷川義史 作 絵 /ブロンズ新社/1,320円

退屈なトナカイさんが始めた「しりとり」。トナカイさんの「イ」から始まる、おもしろ動物しりとり。次は誰がやってくるかな?と一緒に考えながら読み進められます。読み聞かせの際、次のページをめくるのに時間をかけると、聞いている子どもたちの想像力が膨らみます。
絵本屋かのこ
大分市中央町2-2-22豊陽ビル3F SAIPOOL内
TEL/097-594-3100
営業時間/10:00〜18:00 定休日/月曜
