ナーサリーみにふう

　別府市の私立保育園で唯一、子育て支援センターと一時預かりを併設する『ナーサリーみにふう』は、保育園の枠を超え、地域の子育て拠点として親しまれています。

「大切にしているのは保護者との連携。面談でご家庭での様子や悩みを共有し、一人ひとりに合わせた保育を行っています。発達に不安があるお子さんには特別カリキュラムを用意したり、専門機関を紹介したりしています」と話すのは施設長の永見さん。

また、食育への取り組みも特徴のひとつで、食材や調理法にこだわるだけでなく、日本の行事食・郷土料理、世界各国の料理を取り入れることで、子どもたちは食べることだけでなく、食文化やその背景を楽しみながら学んでいます。

「今後の目標はコロナ禍で縮小していた親子行事や、地域の人を招いたイベントを再開すること。支援センターもあるので、子育てに不安や孤独を感じている人が気軽に相談できる場所でありたいです」。

園児・保護者としっかり向き合うために登園システムをＩＣＴ化するなど常により良い保育のカタチを模索する同園は、地域の子育て世帯に心強い存在です。