大分・福岡の住宅建築を手がける「エイト」のスタッフさんにプロの目線で様々なアドバイスを頂きます。参考にして家族みんなが笑顔で過ごせるマイホームを目指しましょう!質問も大歓迎です。
家を建てる際、切っても切り離せないのがローンの話。「気になるけど、お金のことは周りに聞きにくい」と思っている人も多いのでは?今回は分かりにくい金利の知っておきたいポイントを教えていただきました。
住宅ローンの金利タイプ
住宅ローンを組む際、「変動金利と固定金利、どちらが良いの?」とお悩みの人も多いのではないでしょうか?どちらが良いのかはその人の考え方次第なので正解はありませんが、金利情勢や金利タイプの特徴をしっかり把握した上で選ぶことが大切です。将来設計を踏まえて、ご家族でしっかり話し合うようにしましょう。
●変動金利
金利情勢の変化で金利が変動するタイプ。一般的に半年に一度、金利の見直しが行われます。固定金利より安いという理由で、変動金利を選ぶ人が多いですが、「半年に一度金利が上がる可能性がある」ということは頭に入れておきましょう。
▼メリット・・・固定金利より安く、市場金利が下がると返済額が減る。
▼デメリット・・・市場金利が上がると返済額が増える。
●固定金利
固定金利には、金利が全期間固定される「全期間固定金利型」と一定期間固定される「固定金利期間選択型」があります。
「固定金利は変動金利に比べ圧倒的に高い」というイメージをお持ちの人が多いと思いますが、子育て支援などで一定期間金利が下がる場合もあります。先入観で敬遠せず、きちんと調べるようにしましょう。
▼メリット・・・市場金利が上がっても返済額は変わらない。最初に支払総額が決まるので将来設計を立てやすい。
▼デメリット・・・変動金利より高く、市場金利が下がっても支払額が変わらない。
よくある質問
固定金利と変動金利、どっちを選ぶ人が多いの?
現状、変動金利を選ぶ人が圧倒的に多いです。
※住宅金融支援機構 住宅ローン利用者の実態調査(2023年10月調査)より
マイナス金利解除って住宅ローンに影響あるの?
今のところでは、大きな影響は出ていません。
2024年3月、日本銀行が「マイナス金利政策※」を解除し、17年ぶりに政策金利を引き上げました。大きなニュースになったので「住宅ローンの金利も上がるのでは」と不安になった人も多いのではないでしょうか?
結果、ほとんどの金融機関の変動金利は据え置きとなりましたが、今後影響が出る可能性は否定できません。変動金利を選ぶ際は、金利情勢をしっかり確認するようにしましょう。
※金融緩和政策の一種。日本銀行が民間の金融機関から預かる当座預金にマイナス金利(通常は預けると利子がつくが、逆に金利の支払いが生じる)をつけることで、民間の金融機関の投資や融資を促し、経済の活性化を図る政策です。
住宅ローンに特化した団体信用生命保険(団信)とは?
団信とは、住宅ローンを契約する際に加入できる保険です。ローン返済中に契約者に万が一のことがあり、返済が難しくなった場合、保険を使いローン残高をゼロにすることができます。
団信の加入は義務付けられているわけではありませんが、ローンを組む際の必須条件になっている場合がほとんどです。
<団信の保障の範囲>
金融機関によって異なります。基本は「死亡時」と「高度障害状態時」ですが、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)や要介護状態などを保障対象とする場合もあります。
また、保障額の上限を設けている団信もありますので、事前に内容や免責事項をしっかり確認しておきましょう。
家を建てる流れは今回で終了。今後は「家を建てる際の未来起点の考え方」や、「家を建てた人へのインタビュー」、「こだわりのお家紹介」などを予定しています!お楽しみに。
お客様に寄り添い、様々な角度から快適な暮らしを提案する熱血営業マン。高1、中2、小2の3児のパパでもあり、自身の家づくりの失敗談などリアルなトークに“説得力がある”と評判。
取材・文/甲斐理恵 取材協力/エイト