作業療法士が教える赤ちゃんふれあい体操

〜体の発達に役立つスキンシップ満載の赤ちゃん体操〜

うまく寝返りができない、ハイハイするのに片側だけでハイハイするなどのお悩みは、赤ちゃんとのふれあい体操で解決!ストレッチや体操をすることで体の使い方を覚え、脳が発達し、環境へ適応していきます。この赤ちゃん体操を「リトル・ママおおいたスール」のモニターさんが体験してきました!

関節を動かすことは、
その後の発達に
重要な役割を果たします

赤ちゃんはO脚でカエルのようにM字に開いていることが正常です。抱っこ紐などで長時間同じ姿勢でいると、股関節が伸びた悪い状態になってしまいます。股関節をしっかり曲げる屈伸運動(中央から外側に開く運動)をします。

※赤ちゃんの脳を成長させるには「感覚」を入れ ることが大切です。触る感覚や関節を伸ばす 感覚などいろんな感覚で赤ちゃんを満たして あげましょう。

シフォン布を使って色覚と触覚の体操をしよう!

原色のシフォン布を使って、赤ちゃんといないいないバァや、丸めてポンと目の前に投げます。

※顔に当たっても痛くないシフォン布を使って触覚を刺激します。赤、緑、黄などの原色は見えやすく、目の発達を 促してくれます。

ボールを使って腹筋の使い方を覚えよう!

仰向けの体制でお腹にボールを持っていきます。赤ちゃんに両手両足で抱えるようにすると、自然と腹筋の使い方を覚えるようになります。

※寝返りの際、海老反りになって寝返 りを打つのはうまく腹筋を使えて いないからです。ボールを使った 運動を続けると腹筋を使うことを 少しずつ覚えていきます。

のぶこ先生からアドバイス

一日どのくらいの時間を体操させたらいいですか?とよく聞かれますが、やればやるほどいいです(笑)。人間は成長する時期や順番が決まっています。乳児期は身体の使い方を覚える土台の時期になります。赤ちゃんとふれあい体操を行うことで、脳にいろいろな感覚、刺激を入れてください。土台がしっかりと整うと、その後の成長も促しやすくなります。触れ合うたびにオキシトシンという愛情ホルモンが親子ともにでますので、大切な乳児期をふれあい遊びで楽しんでくれたら嬉しいです。

お問い合わせ 大分発達支援室 TEL:080-6469-0202
oita.hattatsushien@gmail.com

取材・文・撮影/リトル・ママおおいたスール編集部