本格的な冬を前に、準備しておきたい感染症対策。家庭でできる対策やケアを専門家に伺ってきました!


6才、4才の男の子のパパ。休日は子ども達と一緒に体を動かして遊ぶのが日課。
今季気をつけたい感染症は?
これから寒い季節になり、空気が乾燥してくるとインフルエンザなどの感染症が拡がってきます。特に子どもたちに多いのがインフルエンザと嘔吐下痢症(ノロウイルス、ロタウイルス)。小学生以上の発症には、最近マイコプラズマ肺炎も流行していますね。


対策と対処法は?
感染症の対策としては、感染経路が飛沫感染が多いことからマスクの着用、手洗いうがいなどが一般的です。でも、やはり保育園や幼稚園でもらってくることが多いですし、小さなお子さんはマスクを嫌がる子もいますよね。発症してしまったら、安静・睡眠・水分摂取・バランスの取れた食事が治療の基本です。
また、嘔吐下痢症の場合は、水分補給が大事です。市販されている経口補水液を、最初はティースプーン1杯(約5㎖)程度を5分ごとに飲ませ、嘔吐が治ってくれば飲ませる間隔を徐々に短くしていくといいでしょう。少しぐらい嘔吐しても、我慢強く続けて大丈夫です。
親が気をつけたいことは?
お子さんが発症した際、大事なのは親の方が落ち着いて対処することです。急な高熱が出たり、突然嘔吐したりすると親も慌ててしまいがちですが、子どもは敏感ですから、慌てている親をみると余計混乱してしまいます。
どうしていいのか分からなければ「♯8000(こども医療電話相談事業)」に連絡をするといいでしょう。

こども電話相談事業【#8000事業】とは?
休日・夜間のこどもの症状にどう対処したらよいのか、また病院を受診した方がよいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師に電話で相談できるものです。この事業は全国同一の短縮番号「#8000」をプッシュするだけで、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院などのアドバイスを受けられます。
詳しくは、厚生労働省 子ども医療電話相談事業 (♯8000)公式サイトへ