大分・福岡の住宅建築を手がける「エイト」のスタッフさんにプロの目線で様々なアドバイスを頂きます。参考にして家族みんなが笑顔で過ごせるマイホームを目指しましょう!質問も大歓迎です。

プラン決め〜契約編

今回は気になる人も多い「家のプラン決め〜契約」までの流れをご紹介。夢の実現(マイホーム完成)までもう少しです!

前回までの
おさらい

※詳しくはリトル・ママおおいたスール 3月号をご覧ください。

 土地が決まったら、住宅営業マン、住宅プランナーと一緒に家のプラン決めを行います。間取り、部屋数、動線、仕様(キッチン、床、壁、屋根ほか)など”理想を具体的なカタチに落とし込んでいく作業“ですから、家づくりで一番楽しい行程といっても過言ではありません。
 ただ決めることが多いので、打ち合わせを効率よく進めるために次のことを頭に入れておきましょう。

・事前に家族間で話し合っておく

 プラン決めの際、ご家族間で意見が割れることは珍しくありません。事前にご家族間(ご夫婦、親御さんなど)で話し合い、ある程度は方向性を決めておきましょう。

・建物に使える予算を考える

 最初の打ち合わせ(Step2)でおおよその予算を決めていると思いますが、選んだ土地の状況によって補強が必要になるなど、多少変動する場合がほとんどです。プラン決めの時点で算出できる予算に、引越し、仮住まい(建て替えの場合)、家具・家電などの関連費用も加え、「建物にどのくらい予算を使えるのか」を考えておきましょう。
 プラン決めの前に”建物に使える予算の上限“を伝えておくと、プランの精度が上がり、後々の修正を減らすことができます。

・優先順位を決めておく

 細かく決める必要はありませんが、「Aは絶対叶えたいこと」「Bはできれば叶えたいこと」「Cは予算次第で叶えたいこと」に大別しておくと打ち合わせがスムーズです。

 これまでの打ち合わせで細かいすり合わせが終わっているので、想定通りの見積もりになっていることがほとんどです。

 お見積もりに納得できたら本契約を結びます。

 いよいよ事前打ち合わせの最終段階。ショールームに行き、アドバイザーと一緒に住宅設備(キッチン、お風呂、洗面台、扉など)の仕様を決めます。

※Step5〜8の作業と並行して図面を詰めていきます。間取りが分かる簡単なものから、契約図面、工事図面へと変わっていくので、その都度確認します。

 家づくり経験者の意見、気になりますよね。しかし、最適なプランはご家族ごとに違うということを忘れてはいけません。重要なのは他人の意見ではなく、”自分たちのベストを自分たちで見つけること“です。

 プラン決めの際、「自分たちの家だから自分たちで決めたい」「丸投げは抵抗がある」という人も多いのですが、住宅会社には経験豊富な住宅のプロが揃っています。希望を伝え、丸ごと提案してもらうのも”アリ“です。実際、「自分では思いつかない提案で驚きました」「予算内でこんなことができるんですね」と嬉しい声を頂くことも多いです。

 プラン決めは長引きやすいので注意が必要です。長引けば当然、家の完成が遅れてしまいます。特に「子どもの進学に合わせて引っ越したい」などの予定がある人は、最初に決めたスケジュール通りに進められるよう、タイパ(タイムパフォーマンス)を意識して行動しましょう。

▼例えば…
一度で打ち合わせが終わるよう、夫婦一緒に出向く。
打ち合わせに集中できるよう、お子さんが幼稚園などに行っている時間を活用する。またはお子さんを預ける(もちろん住宅会社のキッズルームも利用できます)など。

次回は「着工から完成、引き渡しの流れ」についてご紹介します。

取材・文/甲斐理恵 取材協力/エイト

伊東 貴志さん お客様に寄り添い、様々な角度から快適な暮らしを提案する熱血営業マン。中3、中1、小1の子どものパパでもあり、自身の家づくりの失敗談などリアルなトークに“説得力がある”と評判。