大分・福岡の住宅建築を手がける「株式会社エイト」のスタッフさんにプロの目線で様々なアドバイスを頂きます。参考にして家族みんなが笑顔で過ごせるマイホームを目指しましょう!質問も大歓迎です。
キッチンの選び方
キッチンには様々なタイプがあり、SNSでも写真映えするアイランド型やペニンシュラ型に心惹かれる人も多いと思います。しかし、見た目だけで判断するのは危険。タイプごとにメリット、デメリットがあり、なにがデメリットになるかは家庭(=ライフスタイル)によって異なるからです。キッチンを選ぶ際は、タイプ、デザイン、性能に加え、家事動線や部屋とのバランス、子どもの成長後の生活なども考慮する必要があります。
キッチンのタイプ
アイランド(島)型
壁に接しておらず、島のように独立しています。回遊性があってお洒落ですが、広いスペースが必要で、金額も高めです。
ペニンシュラ(半島)型
キッチンの左右どちらかが壁に接しています。開放的でリビングとの一体感もありますが、汚れが飛び散りやすいなどの問題も。
その他
他にも、調理台が一列に並んだシンプルな「I型」、調理台をL字のように配した「L型」などがあり、同じタイプでもメーカーによってデザインや性能が異なります。
快適キッチンのポイント
玄関の近くに配置
食料品をたくさん買ったときでも楽に運べます。
水回りを回遊できる動線
キッチン〜水回り(洗濯室、洗面所、浴室など)を回遊できる動線にすると家事がスムーズに。
出入り口は廊下に面した場所に
衛生面から、部屋を通らず、廊下から直接キッチンへ行ける動線にする人が増えています。
キッチンの横にダイニングテーブルを配置
配膳がスムーズで作業台にできたり、子どものスタディスペースに使えたり、様々なメリットがあります。
自分にとって快適な空間を考える
「料理しながらテレビが見たい」「キッチンから子どもの様子を確認したい」など要望をしっかり伝えましょう。
ちょっとした工夫で素敵なキッチンに!
少し手を加えるだけでオーソドックスなキッチンをキレイで素敵なキッチンに変えることができます。キーワードの一つが”隠す“です。
腰壁を高くする
キッチンの腰壁とは、キッチン本体とリビングの間に設ける壁のことです。この腰壁を少し高くすることで、調理中の手元や調味料、汚れ物で乱雑になりがちなキッチンの様子を隠すことができます。
パントリーを活用
パントリーを少し広めにして冷蔵庫や電子レンジなどの家電を収納したり、棚を設けたりするとスッキリします。
ゴミ置き場をつくる
最近はゴミの分別が多く、暮らし始めてから「備え付けのゴミ置き場だけでは足りなかった」というケースが増えています。あらかじめ、パントリーの中など隠せる場所にゴミ置き場を作っておくと散らかりにくくなります。
自分にとって快適な空間を考える
「料理しながらテレビが見たい」「キッチンから子どもの様子を確認したい」など要望をしっかり伝えましょう。
床材でアクセントを
隠すとは異なりますが、キッチンの床を水に強いビニール系の素材にすると、お掃除がラクになるだけでなく、周りと異なる素材がアクセントになってお洒落度がアップします。
取材・文/甲斐理恵 取材協力/株式会社エイト