大分市内の「絵本屋かのこ」の店主岸本由紀子さんがセレクトする絵本をご紹介します
『こいのぼり ぐんぐん こどもの日』
ますだゆうこ 文 /たちもとみちこ 絵
文溪堂/1,540円

病気がちのたつやくん。空を元気に泳ぐこいのぼりを羨ましく見ていると…こいのぼりが喋った!そしてこいのぼりのアオくんの背中に乗せてもらったたつやくんは、一緒に空を飛んで色々な所へ行き、アオくんの挑戦のお手伝いをします。たくましくなるたつやくんの成長と、こどもの日の豆知識も描かれた絵本です。
『よるのわがしやさん』
穂高順也 文 /青山友美 絵 文溪堂/1,650円

老舗の雰囲気たっぷりの落ち着いた佇まいの和菓子屋さん。最近できた“ようがしやさん”が気になる和菓子達が、夜に和菓子屋を抜け出して、“ようがしやさん”なるものを偵察しに行きます。可愛い和菓子5人組の移動の技や、出会った洋菓子などお菓子がたくさん登場。「こどもの日」にお菓子が食べたくなる楽しいお話です。
『ワニぼうのこいのぼり』
内田麟太郎 文 /高畠純 絵 文溪堂/1,540円

お父さんがワニぼうに鯉のぼりを買ってきました。でも1匹だけでは、なんだか寂しそうとお母さんに言われ、追加で購入して3匹に。ワニのお父さんが風にたなびくこいのぼりを見ていると、なんだか鯉のぼりがうらやましくなり…。気持ちの良い春風を感じるお話です。
『ママが10にん!?』
天野慶 文 /はまのゆか 絵 ほるぷ出版/1,430円

ママはいつも「またあとで」ばっかりで、ぼくのことは後回し。「あ〜ママが10人いればいいのになあ」と言うと、なんとママが10人出てきた。抱っこしてくれるママ、絵本を読んでくれるママ、歌を歌ってくれるママなど、10人それぞれ役割が違うけど、み〜んな僕のママ。母の日に一緒に読んで欲しい一冊です。
『ピンクはおとこのこのいろ』
ロブ・パールマン 文 /イダ・カバン 絵 ロバート・キャンベル 訳 KADOKAWA/1,650円

この色は男の子?女の子?いえいえ、どんな人でもどんな物でも、好きな色を楽しめるし、好きな事、好きな物を見つけることができます。多様性の時代に、色をテーマにえがかれた一冊。こどもの日に親子で興味のある事、大切な物のお話をしながら読むともっと楽しくなる絵本です。
絵本屋かのこ
大分市中央町2-2-22豊陽ビル3F SAIPOOL内
TEL/097-594-3100
営業時間/10:00〜18:00 定休日/月曜
