大分市内の「絵本屋かのこ」の店主岸本由紀子さんがセレクトする絵本をご紹介します
『ゆきのうえ ゆきのした』
ケイト・メスナー 文 /クリストファー・サイラス・ニール 絵/小梨直 訳/福音館書店/1,540円

雪の上は静かでまっ白。でも雪の下にはひみつの世界が広がっていて、色んな生き物たちが暮らしているって本当なのかな?女の子が雪の上をおとうさんとスキーしながら、自然の風景に見えるもの、見えない雪の下の生き物のことを考えながら滑ります。色々な生き物の冬の過ごし方がわかるお話です。
『ゆきのひ くろくま』
たかいよしかず 作 絵 /くもん出版/880円

寒い冬、くろくまくんの住む森にも雪が降り、あたり一面真っ白に。早速雪だるまを作ったのですが、次の日、雪だるまを見てみると、小さな雪だるまが増えていました。誰が作ったの?と不思議に思ったくろくまくんは一晩中雪だるまを見ることに…。その雪だるまを作っていたのはなんと…!かわいいくろくまくんと雪だるまのお話。
『はりねずみくんのゆきだるま』
はらだよしこ 作 /講談社/1,540円

雪がたくさん降った日、ひつじばあばは家に届く予定の荷物がなかなか来ないのが心配です。はりねずみくんも心配になり、郵便屋さんが雪が降っていてもわかるようにと目印にゆきだるまを作ります。優しいはりねずみくんの一生懸命な姿と、ひつじばあばの優しさに心温まる一冊です。
『ゆきあそび』
たちもとみちこ 作 絵 /教育画劇/1,430円

朝、目が覚めて外を見てみると、あたり一面真っ白な雪の世界に!こぶたちゃんは雪に足跡をつけて遊びます。すると違う足跡に出会って…。こぶたちゃんとそのおともだちは雪の日の遊びを思いっきり楽しみます。色々な冬の遊びを知ることができるだけでなく、楽しい仕掛けも盛りだくさんの絵本。
『ゆきのこえ』
おーなり由子 文 /はたこうしろう 絵 講談社/1,760円

雪が積もって真っ白で静かな朝。でも耳を澄ましてみると色々な雪の声が聞こえてきます。雪の声を聞きながら思いっきり遊んでいると、みんなの遊んでいる声を雪が聞いています。オノマトペがたくさん詰まった、さまざまな雪の表現を体験できる絵本です。
絵本屋かのこ
大分市中央町2-2-22豊陽ビル3F SAIPOOL内
TEL/097-594-3100
営業時間/10:00〜18:00 定休日/月曜
