家づくりって、ついつい大人の意見、大人目線を優先しがちですよね。でも、本当にそれで良いのでしょうか?今回のテーマはズバリ“子ども目線”。株式会社エイトの敏腕パパ営業マン、伊東さんにお話を伺いました。
子ども目線で動線を考えてみよう
お子さまが快適に過ごせる間取りに必要不可欠なのがお子さま目線 です。例えば学校から帰ってきてすぐにランドセルを置き、体操服などの汚れ物があれば脱衣所へポン、それから手を洗い、宿題やおやつタイム…など、子どもの動きを辿ってみる(もしくは想像してみる)ことで、『玄関付近にファミリークローゼットまたは棚を設置しよう。玄関からランドリールーム、キッチン横のスタディスペースへ移動しやすくしよう』といった子ども目線の動線が見えてきます。この動線は、決まった場所に荷物を置く、汚れ物をすぐに出すなどの習慣づけにもなるので、家事の手間を省くことにもつながります。実は、お子さまにとって快適な間取りは、大人にとっても効率的に家事ができる間取り、暮らしやすい間取りであることがほとんどです。
もちろん、お子さま目線だけ で進めるのは危険。間取りには他にも様々な要素が複雑に絡んでいますから、まずは住宅プランナーにお子さまの年齢、ライフスタイル、将来の展望などを伝え、広い視点でアドバイスをもらうようにしましょう。
マルチに使えるスタディスペースの魅力
お子さまにとって学習環境は非常に大切です。そのため、近年、子ども部屋とは別に、間取りにスタディスペースを組み込むご家庭が増えています。
スタディスペースとは文字通り”勉強する空間“。ご両親の目の届くキッチンやリビングの一角に設けることが多く、お子さまをすぐ側で見守ることができるという大きなメリットがあります。実際、「親の目があるからか、いつの間にかきちんと宿題をする習慣がついた」「よく質問をするようになり、学習効率がアップした」など嬉しい声が上がっています。
また親子のコミュニケーションの場としても最適です。宿題やおやつの合間に1日の出来事を聞く、ボードに学校からのお知らせプリントや夕飯の献立を貼って情報交換をするなど、工夫次第で使い方は無限大といっても過言ではありません。
子どもに嬉しい設備アレコレ
スタディスペース以外にも、お子さま向けの設備は豊富です。秘密基地のようにワクワクする小屋裏、上靴など汚れのひどいものを遠慮なく洗えるスロップシンク(深めの多目的流し)、お子さまが利用しやすいよう低い位置にパイプを増やしたクローゼット、2人並んで利用できる幅の広い洗面台など、例を挙げればキリがありません。中には「子ども用の設備は将来的に使わなくなる可能性もあるのでは?」と心配する方もいますが、基本的にお子さまの成長後も活用できるものばかりです。
もちろん、ご家族構成やお子さまの年齢、ご予算などによって優先すべき順位がありますので、まずはお気軽にご相談ください。
株式会社エイト 伊東 貴志さん
お客様に寄り添い、様々な角度から快適な暮らしを提案する熱血営業マン。14才、12才、6才の子どものパパでもあり、自身の家づくりの失敗談などリアルなトークに“説得力がある”と評判。https://eito-h.com/