0才から6才に大切な魔法の言葉かけ

幼少期に大切な言葉かけについて片原先生に聞いてみました♪

子どもの成長には「言葉かけ」が重要です。

特に0才から6才までの言葉かけは、発達の著しいお子さんの脳や心、体に浸透していき心の土台をつくります。今だからできること、今しかできない「言葉かけ」があります。小学生から高校生までの子どもの成長に関わってきた私だからこそ、幼少期の言葉かけの重要性を感じてきました。みなさんに伝えたい『魔法の言葉かけ』を伝授します。

魔法1 大好きな◯◯ 自己肯定感アップ

日本人は諸外国に比べて、自己肯定感が低いと言われています。ありのままの自分を認めて受け入れる自己肯定感というのは、自分に自信を持って積極的に人生を切り開いていく上で重要な要素です。

これを高める簡単な方法は、お子さんの名前の前に「大好きな」をつけて呼びかけるだけ。例えば寝る前に「大好きな〇〇ちゃんおやすみ!」。朝起こすときに「大好きな〇〇くんおはよう!」。これだけでグンと変わります。認められている、愛されている実感はここからスタートします。0才から6才の時期が特に重要になります。

怒る前にその直前のことを褒める★失敗しても次の方法を考えられる

例えばお子さんがコップに入った飲み物を、立ち歩いてこぼしたとしましょう。「ほら!両手で持ちなさいって言ったでしょう!」や「何やってるの!」と、つい言ってしまいますよね?

この声かけで、お子さんは「失敗すると怒られる」という紐付けをしてしまいます。これを繰り返すと「失敗したら自分はダメな子」と感じ、心の耳をふさいでしまいます。

どうしたら失敗を成功へのプロセスへと導けるか?

まずは直前の行動を褒めてみましょう。例えば、コップを持って立ち上がる直前、両手で持って座って飲んでいたのなら「両手でしっかり持って座って飲めていたね」というように。すると、お子さんは「こうして失敗したから、次はこうしよう」という意識が生まれてきます。「失敗した=もうダメだ」という意識が「失敗した=次の方法を考える」に変換できるようになります。また、ママパパ自身も直前の行動で褒める場面を探してみましょう。急に浮かばない場合はお子さんの長所をまず褒めることで、怒りをコントロールでき、お子さんのいいところに目がいくように変化していきます。

無理なくお子さまと楽しみながら実践してみてくださいね。

教えてくれたのは・・・片原 由貴子先生

プロフィール

1976年 東京生まれ。東京・大分育ち。
中学時代にアメリカへホームステイを体験し、考え方・表現の仕方の違いや文化の違いに驚き、自分の心の狭さに気がつく。
TVレポーター・ラジオ番組・お祭りの司会・冠婚葬祭司会等を経験し、教員免許取得。
大分に戻り家庭教師・講師を経て、一般社団法人あすらんの代表に就任。
大分の子どもたちと働く保護者の応援のため日々奮闘中!
1男子の母。小学生から高校生まで一貫して成長をサポートする。

経歴

●一般社団法人あすらん 代表理事
●学童保育あすらん 代表
●フリースクールあすらん 代表
●あすらん高等学院 学院長
●一般社団法人フリースクール連合会 副会長